このページは割とノンフィクション寄りのフィクションなの!一部危険なことも記載されているので真っ当なノンフィクション人と現実との区別がつかない奴は帰れなの。

前書きなの

さて、この世にはたくさんの薬があって色んな飲み方もある…とか壮大なことは置いといて、今回は薬の大まかな分類と変な飲み方の紹介なの。
別所(ボクのお題箱)とかでちょこちょこ聞かれることとかをまとめてやったなの。それだけなの。

でもところどころフィクションの世界ではオススメされないことが書いてあるのでちゃんとした情報が欲しければちゃんとした場所の文を読めなの。具体的に言うなら製薬会社のサイトとかなの。

個人経営のクリニックの記事なんかは院長先生の偏見が詰まってることもあるので実は参考程度になの。漢方大好きクリニックとかそれから…あ、消されるのでこの辺りにしておくなの。

本編なの

今回は内用薬に限って喋るなの。
とりあえずよくあるのが錠剤カプセルシロップ。この辺りなの。順に見ていくなの。(余談ながら薬用飴ことトローチは外用薬なの)

錠剤

・錠剤ってなんやねんなの

薬と言えばこれ。めちゃくちゃメジャーなやつなの。とりあえず水でごっくんして勝ちのスタンダードスタイルなの。
よくあるモブキャラと見せかけて案外奥深くって、錠剤にはフィルムコーティング(例:メジコン)や糖衣(例:ブロン)など色んな包まれ方があるなの。…ただ、もはや何にも包んでない露出狂スタイル(例:金パブ)もあるので注意なの。薬の味そのまんまでゲロマズ注意なの。
珍しめので言うとOD錠なんていう水なしで口の中で溶けてくれるやつがあるなの。日本語で言うと口腔内崩壊錠なの。オーバードーズの略じゃないので日常生活でこんな言葉が出てきてもビビっちゃダメなの。逆に言えばこれ以外の薬はちゃんと水使って飲めなの。

・錠剤の変な飲み方なの

舌の裏で溶かす:いわゆる舌下なの。舌の裏に置いて水なしで溶けるまで放置…慣れれば置きながら水も飲めるなの。やる理由としては一部の薬は胃で消化せずに舌の裏から直接吸収したほうが効くのが早いみたいだからなの。いっぱい飲む薬よりは少量で効く薬(例:サイレース)で用いられているイメージなの。当たり前だけどエスタロンモカなど美味しくないやつでやるとすんごく後悔するので控えておくのをオススメするなの。

下から入れる:汚い話にながら口からではなくお尻から入れる人もいるそうなの。粘膜吸収を狙っているだけで舌下でいいなの。美味しくないけどどうしても粘膜吸収したいアツいファン向け…とは言いつつも紹介に留めてコメントは差し控えさせていただくなの。

コーティングを洗い流す:ブロンやレスタミンなんかは糖衣錠(お砂糖コーティング錠)…いっぱい飲むとその分太るとか甘いのが好きじゃないとかでザルで研いで甘いコーティングを溶かす方法があるなの。手順はお米研ぎと変わらないなの。個人的には糖衣が好きだからあんまりやったことがないのだけれど、コーティングがなくなるともろくなってそのままボロボロになって排水口に流れちゃうことがあるみたいなので程々が肝心らしいなの。美味しいのになーなの。

分解して都合のいいとこだけ飲む:フィクション世界ではナロンエースTをわざわざ層ごとに分解して飲むのが流行りらしいなの。通称ナロパカなの。必殺技みたいなの。欲しい成分のブロムワレリル尿素がピンクの層にしか含まれてないということで外側を刃物でペリッとパカッと分解なの。ちょっとコツがいるので怪我には注意なの。割ると当たり前ながらコーティングが取れて美味しくなくなるのでオブラートを使うがいいなの。わざわざまずいのは飲みたくないなの。

ろ過して都合のいいとこだけ抽出する:フィクション世界の金パブは砕いて水溶液にして冷蔵庫で冷やしてろ過して…とやると嫌な成分のアセトアミノフェンが取り除ける…とされていたなの。実際は数パーセントしか取り除けていないらしい上に激まずい悪魔の液体が出来上がるのでオススメはしないし軽い紹介だけに留めておくなの。マッドサイエンティストが作る拷問薬かなんかなの…?(一連の儀式はcweと呼ばれているそうなの)

カプセル

・カプセルってなんやねんなの

大きいせいで好き嫌いがめっちゃ分かれるやつなの。喉に詰まりやすいので水は多めに飲むがいいなの。水が少ないと喉がイガイガするし最悪喉が溶けるなの。悪いことを言わないから水は多めに準備するなの。
珍しめので言うと徐放錠っていういくつかの層になって作られているものがあるなの。外側から時間をかけて溶けていくおかげで一気に効かず徐々にじわじわ長く続くみたいなの。錠剤にも徐放錠はあるけどカプセルなことが多いのでここで取り扱うなの。とにかくカガクのチカラなの。

・カプセルの変な飲み方なの

脱カプセルする:カプセルを開けてオブラートとかで飲むことなの。もちろんそのまま飲んでもいいけど…大体美味しくないなの。なお、粉が舞って目に入ると失明するとかでマジでやっちゃいけない薬もあるのでどれが分解していいかは事前に調べるべきなの。なんでやるかという理由については、上記の通りカプセルがおっきくて飲みにくくて困る人が飲みやすくするために行うってのが一般的なの。個人的には手間がかかるしこぼすしであんまりやらないなの。

徐放錠を砕く:フィクション人は一気に効いてほしいからって理由で脱カプセルをした後にわざわざスプーンの裏やすり鉢やらですり潰してオブラートに移し替えて飲むことがあるなの。薬物使ってるってカンジなの。フィクション世界だとコンタックせきどめWやコンサータあたりで見かける話で…あ、現実ではやっちゃいけないなの。効果が必要以上に強く出てしまうなの。個人的にデキストロメトルファンが主成分の市販薬はメジコンよりコンタックが好きだし、好きな理由はこの儀式感にあるなの。手間を愛せるかは個人差ありなの。

・粉ってなんやねんなの

カプセルの何割か増しで好き嫌いが分かれるやつなの。細かさごとに粒が小さい順に散剤細粒剤顆粒剤と名前が分けられているけど飲む上ではどうでもいいなの。一応細かいほど美味しくない傾向にあるみたいだけどオブラートがある奴はそれを使えば関係ないなの。また、言われてみれば当たり前ながらにカプセルの中身も大体粉薬なの。
珍しいものだと粉のくせに水を使わず飲ませる喉の薬があるのと水に溶かしてもいいドライシロップなんかもあって…でもやっぱりどうでもいいなの。
ちなみに粉薬が苦手なヒトへ…美味しくないやつは先に水を口に含んで、粉薬を口の中の水に浮かべて、それでもう一度水で流し込むのが正攻法らしいなの。フツーにタメになる情報なの。

・粉の変な飲み方なの

オブラートで飲む:何回か言ってるけど大体はオブラートで飲めば解決するなの。オブラートには丸い形の昔ながらのやつもあるけどボクのオススメは円錐状のやつなの。包み損ねてはみ出す心配がないなの。2枚重ねで使うとよりよしなの。あれ、もはやODとか関係ないなの?

鼻から吸う:いわゆるスニッフなの。まず2つ折りした紙を用意して真ん中に真っ直ぐ粉薬を並べるなの。それからストローで鼻から優しくスーッとやるなの。むせるかどうかは慣れなの。優しすぎても吸えないので力量が試されるなの。ちなみに上手くても誇れるものではないなの。薬物使ってるってカンジその2なの。ちなみに魂胆としては鼻の粘膜の特定の部分(キーセルバッハ)から胃を介さずに吸収しようってことらしいので舌下とあまり変わらないなの。というかロマンを度外視したら舌下でいい気がするなの。注意点も舌下と同じように量が多いものには使えないということなの。鼻の粘膜の表面積にも限りがあるなの。同じくエスモカ等の……とにかくものによっては後悔するなの。それと汚い余談をひとつ…ボクがスニッフをやると鼻が異物を感知して薬が鼻水として全部出てきちゃうので向いてなかったなの。

シロップ

・シロップってなんやねんなの

嘘みたいに甘くされているもの(例:新トニン)から嘘みたいに苦い薬の味がするものまで色んなものがあるなの。特に味に気が行きやすいのでこれもやっぱり向き不向きが分かれている印象なの。普通の量ならまだしもODをするとなると味はホントにホントに…長くなるのでトニンを飲んだって設定の過去記事でもついでに見るといいなの。

・シロップの変な飲み方なの

別の飲み物で割る:変でもないかもしれないけど、他の飲み物で割るのは有効なの。甘すぎるものであれば甘くないサイダーなんかと割ると飲みやすくなるなの。逆に薬の味が強いものであれば味の濃いジュースと交互に飲むとよいなの。あ、その中でもグレープフルーツジュースは一部の薬の成分(例:デキストロメトルファン類、その他降圧剤など)と併用注意、必要以上に効果を強めてしまうので玄人でもない限り一緒に飲むのはオススメされないなの。特に降圧剤とグレフルはマジで死ぬのでやめろなの。

いかがでしたか?なの

ナロパカcweの話をいずれ書こうと思ってたのでせっかくなのでここにペターしたなの。薬物飲む儀式にも色々あってすげーなの。ちなみに違法薬物とかで想像される注射器でどうこうみたいなやつは効くには効くと思いつつもコーティングされているような薬や代謝物が効くような薬には向いてないし量が多いものには使えないし続けると不可逆に腕に痕が残るしで良いことはないなの。裏ワザっぽいのを色々紹介したけどあれだけはどうも推奨しないなの。というかちょいちょいフィクションの話が混じってるのでファンタジーの話として受け止めてほしいなの。
そういうわけでボクはサイレースを砕いて舌下とかいうハッピーセットの準備をするなの。フィクション人のぽまいらも迷惑をかけない程度によく遊ぶがいいなの。じゃあななの。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です